History of Association

協会設立の背景

建設従事者のやりがいと技術は
「いざ」という時に一番輝く

一般社団法人全日本災害住宅レジリエンス協会の設立背景には、地球温暖化による影響をはじめとした様々なハザードの爪痕に対し、建設業界に従事する我々にとっては罹災者救済の対処に協力できる部分はないのか、という思いが常にあります。今の防災対策だけでは国民や企業に対するレジリエンス(復旧)工事対応力の不足感や、悪質工事業者における被災者とのトラブル等、近年の地域コミュニティーの希薄化による防災機能の低下を懸念しており、新たなリスク対策や地域の防災力を高める必要があると考えておりました。

我々が災害被害に対し出来ることは、様々なハザードに対する事前対策や、普段の建築専門技術能力と保有する設備を使い、罹災された国民の生活をいち早く元の暮らしに戻れるよう支援し、国民の生命や財産を守ることです。JRDの目的は全国の建築復旧技能者が一丸となり、新たなハザードに対する減災方法の策定や事前準備をし、被災復旧工事の取組みを行う熱き同志が集い設立に至りました。

我々は日本国の法令である災害対策基本法に基づき、損害保険業界や行政・地方自治体・被災地民間企業との新しい経済力でのアライアンス協定を構築しており、被災していないエリアから迅速で優良な建築復旧技能者の応援連携や、ナレッジマネジメントによるパラダイムの変化を起こすことが可能です。

我々同志は利他の心得を忘れず、全ての国民は大事な家族なんだという想いで、全日本災害住宅レジリエンス協会の各地域実践活動とESD教育や減災指導も担って参ります。国家や建設業界の明るい未来と、「誰一人として残さない」人と人が支えあうサスティナブルな社会形成を目指し、素晴らしい未来ある子ども達に夢や希望を持たせる事も我々の大事なミッションの一つであると想っております。

一般社団法人 全日本災害住宅レジリエンス協会
略称:JRD(ジェイアールディー)

代表理事 池田 大平
専務理事 髙木 強